仕事で辛かったときの話をしようか。
僕は高卒で働いて丁度、今日で8年目である。
気づけば、「あっ」という間に8年目。
正直、今の仕事を続けるのに、何百回、何万回と辞めようと悩んだ瞬間はあった。
だけど続けてきた。
そしたら仕事が面白くなった。仕事が好きになった。
これについてはこの記事に書いた。
では、どんな辛いことがあったのか?
18歳の高卒が何となく就職した先は工場だ。
工場の仕事は、3Kといわれる「キツイ・汚い・危険」だと、あなたは想像しているかもしれない。
これは半分正解で半分不正解だ。
近年の工場は、どこも安全第一に配慮しており、危険ではない。
労働災害が企業責任として、一昔前よりずっと厳しくなっているからだ。
また、GMPといわれる品質管理の遵守事項を、モノづくりでは要求されるため、生産場所が汚すぎる訳にもいかない。
残すところはキツイということだ。
工場の仕事は、肉体的にキツイ。
3年間、現場仕事を体験した僕が保証しよう。
毎日重い物を持ち上げたりした。
200kgのドラム缶を転がしたり、20kgのセメント袋を何十袋も投げ込んだ。
鉄の塊のような配管や設備を組み立て、汗だくになって。
朝から晩まで、「俺は一体なにしてんだ?」と思う時が山ほどあった。
現場の窓から青い空が見えた時、「俺は鳥かごの鳥より不自由じゃないか」と思った。
そんな生活を3年間耐えた。
3年間の日々、毎日のように「早くこの仕事辞めたい」と逃げ出したくなったことがあった。
辞めたいと思った。
こんなの俺がやる仕事じゃないと思った。
俺にはもっと相応しい仕事があると。
それでも辞めなかったのは、自分のことを優しく諭して、
「諦めずにもう少しだけ続けてみてほしい」
と、工場長や人事課長に止められたからだ。
自分も目の前の仕事から逃げるのは格好悪いと思ったし、負けたくないと思って本気で毎日闘った。
どうしたら今の仕事で評価され、現状打破できるかを考えた。
自分なりに業務改善や会社のため、自身の成長だと思い奮闘した。
そうして3年が経った時、僕は社内異動できた。
肉体労働とは正反対の知識労働の部署に。
工場長からは「よく3年耐えたな。次の職場で頑張るんだぞ」と叱咤激励を受けた。
涙が止まらなかった。
だから、いま辛くて仕事から逃げ出したい人に伝えたい。
置かれた場所で花を咲かせることもあるよ、と。
1年じゃ花を咲かせることは難しいかもしれない。
だが、あなたが死にものぐるいで3年働いけた時、必ず変化が起こる。
この記事に詳しく書いた。
そして、確かなことがある。
その辛さは、未来のあなたを必ず支える経験になるということだ。
僕がそうであったように。
以上。
−書き手−
キャリアコンサルタントのはるきち(@harukichi_macho)
〜「キャリログ。」では、高卒キャリアを歩んできたキャリアコンサルタントが毎朝7時半にあなたのキャリアに役立つ情報お届けします〜
www.haruharu-career.com
ツイッターのフォローか、はてなブログの読者登録で、毎日簡単に記事が届くよ!
twitter.com