電車に優先席がある。
いま、目の前に20歳前後の若者が座っている。
その目の前に、80歳くらいのおばあちゃんが立っている。
優先席は、お年寄りや妊娠中の女性、小さな子供を連れた人に優先すべき席だ。
結局、この若者は席を譲ることなく、目的地に到着し、自然とおばあちゃんが座ることになり落着した。
僕は基本的に優先席には座らない。
理由は、自分が座っても目の前にお年寄りを発見したら、譲る手間が発生するからだ。
だからあらかじめ、優先席には座らない。
だが、中には明らかに優先すべきではない、ピチピチの若者が座るではないか。
果たしてこれで良いのか?
そもそも、優先席というネーミングが良くないと思っている。
優先すべき人がいなければ、座って良いということになるからだ。
優先席を辞め、VIP席にしたらどうか。
VIPの定義は先ほどの、お年寄りや妊娠中の女性、小さな子供を連れた人たちだ。
VIP席になれば、若者も座りづらいはずだ。
自己肯定感の低い若者にとって、VIP席に座るという行為はハードルが高く、座りづらい。
そうすれば、自然と優先席に必要な人が座ることになるはずだ。
VIP席、いかがだろうか?